最終塗装までの工程
先日、塗装後に錆が出てしまうという事案に直面しました。
塗装前の脱脂、サイディングは塗料の密着を良くする為に必要不可欠です。
今回の案件は、化成処理後の粉体塗装一発塗りの指示のもと、膜厚チェックとグロスチェックで納めていたものです。
しかしながら調べていくと、そもそも粉体一発塗りでは無く、下塗りも必要だったのではないか?
他社様の実績も聞きながら、弊社としてはこの結論に至りました。
塗装屋として下調べが足りなかったと痛感した次第です。塗装は奥が深い・・・。
日々勉強ですが、より良い塗装を心掛けて作業しております。
塗装に関して心配事も何なりとご相談ください。すぐに出せない答えもしっかり調べて対応いたします。
塗装進捗状況
ここ最近の塗装品です。大型製品が続いております。
弊社の様な乾燥炉が一つしかない工場では、何かと段取りが大変ですが焼付塗料と常温塗料を使い分けて、作業していきます。
どんな作業も時間に追われ、焦ってやると上手くいかないものです。忙しくても落ち着いて作業に取り組むよう努力しております。
良い製品に良い塗装を。大型塗装も対応しておりますので、サイズ等ご相談ください。
塗装予定を段取りする
お陰様で、皆様から塗装を依頼して頂けております。コロナ禍において大変助かっており感謝・感謝です。
ものづくり(板金制作)から塗装へ。の流れが通常ですが、大量制作の場合塗装の時間が短くなる事もシバシバ。
ひたすら有る物を塗装して納品する。そうしないと弊社のような小さな工場は塗装待ちの製品で溢れてしまいます。
納期厳守はもちろんですが、品質チェックに関しても精度を上げていけるよう努力しております。
多量ロット・短納期・粉体塗装・溶剤塗装、お問い合わせください。
塗装吹き手の若手育成
弊社の吹き手は代表と若手Kの2人です。
どんな仕事でもそうですが、向上心のある人は覚えるのも早いです。
溶剤塗装も頑張っていますが、粉体塗装もしっかりこなします。
弊社は自動レールが無いので、一つ一つ手作業で製品を掛け塗装していますが、
若い力でチョットした重量物ならクレーン要らずです。
こういう若手、未経験者を育てていくのも仕事だと思っております。
礼儀正しく、元気の良い従業員。誠実な対応の会社。を目指して努力しております。
大型製品の塗装
弊社工場は決して大きくありません。むしろ小規模です。
そんな弊社でも2000サイズクラスの板金やフレーム類の塗装依頼がございます。
今回も県外への輸送も含め、弊社でお受けしました。
工場には現状置くスペースが無いので、輸送をお願いしている会社の倉庫も借り、塗装後の製品を運んでは梱包する。という作業を繰り返しました。
前回は乾燥が甘く、梱包の毛布がくっついてしまうという失敗をしてしまったので、今回はよりしっかりと対策しました!
なかなか手強い仕事でしたが、作業も終わり一息です。
来週からは大型制御盤の塗装が待っております。 スペース的な問題で大型製品にも限界はあると思いますが、写真の様に倉庫を借りて・・・。等の対応も出来ますので、まずは何なりとお問い合わせください。
透明を求める塗料・塗装
地元企業様より、試作品の塗装依頼がありまして。
「指紋が付かないように、素地の持つ風合いはそのままにコーティングしたい」との事です。
という事は塗料はクリヤーとなりますが、せっかくなので色々試そうかと以前からお付き合いさせて頂いている企業様が開発販売されている「放熱性に優れた塗料」も試す事に。
こちらの塗料、放熱性も優れているのですが、防汚性にも優れており、コーティングの上に着いた汚れも簡単に拭き取れてしまいます。
今回はアルミ素材に塗布しましたが、研削機械等の加工機で汚れ防止、機械の熱を逃がしたい箇所に塗布する。など、「ものづくり」の観点からも使えそうな製品だと思います。
茅野市の「エステックC合同会社」様が手掛けている塗料です。レーシングカーや海外の電車の車体にも塗布して防汚性の実験もされているそうです。
ご関心ある企業様がございましたら、弊社からご紹介も出来ます。
弊社では試作品の塗装も承りますので、お気軽にご連絡ください。
繋がりで仕事が生まれる塗装屋です
少し前の話になりますが。
弊社代表は根っからの車好きです。
若い頃はだいぶ本気でサーキットなど走っていたようで、今でもその頃のお友達、お知り合いから仕事の話も戴いております。(車関係ではありませんが)
そんな中、ピンポイントで車の部品塗装のご依頼を頂き、嬉しい限りです。
まだ試作品との事で、イメージの色を試し吹き。OKが出たので量産に繋がれば嬉しいです。塗装品も皆さんが良く目にする品だと身が引き締まります。
弊社は、初めてやる塗装品を「ウキウキ」心を踊らせながら対応する代表を中心としている塗装屋です。お気軽にお問い合わせください。
塗料と塗装の調整
ご依頼頂いている製品が以前から流れている品の為、テストピースにて色の確認です。
同業者様から「この塗料は焼付け温度で色合いが変わる」との情報を頂いたので、早速試します。
が、あまり納得いく温度域が見つかりません。
膜厚計で確認しながら、出た答えは。
「希釈率が通常より多い」です。どんな製品にも当てはまる訳では無く、今回の製品は既に塗られたものを正解としている為、この様に試行錯誤を繰り返しました。
弊社では、より良い物。納得のいく物。を作り上げていく気持ちで作業に当たらせて頂いております。
全てが上手くいく訳ではありませんが、「向かっていく気持ち」「諦めない気持ち」を大事にしております。
お問い合わせだけでもお気軽にご連絡ください。
2021年も宜しくお願い申し上げます
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
昨年はコロナの影響も最小限ですみ、順調だった弊社も年末近くに弊社代表が緊急入院となってしまい一カ月ほどバタバタしましたが、無事新年を迎える事になりました。
本年は業務の立て直しと、新しく頂いた仕事を軌道に乗せる事が急務ですが、昨年も皆様のご協力とご指導のおかげで乗り越えられたので、今年も頑張りたいと思います。
一点物の塗装
隣地区のF社様よりご依頼頂きました製品です。
エンドユーザー様も弊社代表のお知り合いでして、塗装依頼を賜りました。
お仕事で使うトラックの荷物入れの様で、一点物の製品です。
今回は塗装に関しての指示は特にありませんでしたので、ポリエステル樹脂の粉体塗装で仕上げました。ポリエステル樹脂は対候性に優れているので屋外製品に多用されております。
大型製品への対応には限度もございますが、一点物の製品や塗装に関する指示をどうしたら良いか?など不安な点がございましたら、弊社からご提案させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。